日本では、2020年度から小学校でのプログラミング教育が全面必修化される。
教育機関はプログラミング教育の対応に追われており、おもちゃ会社も各種学びにつながるおもちゃとして、色の組み合わせなどで簡単な指示が可能なロボットや、タッチパッドと連携してプログラミングが可能なおもちゃなど、子供の発想力や空想力を伸ばしつつプログラミングの概念を学べるおもちゃを制作している。
以下にIoTNEWSで紹介してきた教育用プログラミングロボットを載せる。
embot
NTTドコモとタカラトミー、ダンボールロボットによるプログラミング教育サービス「embot」の共同事業を開始
【2020年春発売予定】
プログラマーの視点で開発され、ビジュアルプログラミングを通じて子どもでも簡単に操作することが出来るプログラミング教育サービス。
本体は段ボールのため簡単に工作が可能でスマートフォンやタブレットと連携させることで直観的にプログラミングができ、実践的なプログラミングが身に着く。
レゴエデュケーションSPIKE プライム
LEGO Educationが実社会につながるSTEAM教材を展示 ー第10回教育 ITソリューション EXPOレポート
【2020年1月発売予定】
レゴブロックと各種センサーがついたパーツ、駆動パーツを組み合わせてロボットを組み立てる。
人型に組み立てたロボットは顔にあたるパーツにカラーセンサーがついているおり、そこへ指定の色のブロックをかざすことでロボットがあらかじめ設定されたダンスを始める。
また、タッチセンサーや超音波を使った距離センサーを組み込むことで人が近づくと動き出すような組み合わせも可能だ。
RoboMaster S1
DJIが、プログラミングを学びながら遊べる教育用ロボット「RoboMaster S1」を発売
RoboMaster S1は、国際ロボット大会RoboMasterから誕生した製品だ。
この大会は2015年より開催されており、400校を超える学校から2万人以上の学生が参加し、知力、工学技術力、問題解決スキルを駆使して競い合う。
RoboMaster S1は、実際の操作から抽象的な理論を学ぶことができる教育ロボットだ。
ScratchとPythonといったプログラミング言語に対応。数学、物理学、AI技術などを、実際に触れることにより学習することができる。
mBot
アイティーシー、Makeblockの教育用ロボットキットを発売
【発売中】
ラインセンサーや超音波センサーなど、本格的な部品を使用しつつ、簡単な組立とScratch(スクラッチ)を用いたプログラミングでリモートコントロール可能なロボットが組立てられるキットなど、作成するものと対象年齢(8歳以上か12歳以上)に合わせて3つのキットが用意されている。
KOOV
ソニー・グローバルエデュケーション、ロボット・プログラミング教育分野へ新商品コンセプトによる教育キット「KOOV(クーブ)」を発表
【発売中】
KOOVはカラフルなブロックと、本体や駆動系(DCモーター/サーボモーター)・光表現(LED)・音表現(ブザー)・センサー(光/赤外線フォトリフレクタ/加速度/スイッチ)などの電子パーツに、その他付属パーツで構成されている。
22通りの組立かたがあり、3D組立ガイドによって複雑な作例でもパソコンやタブレット上で角度を変えたり拡大縮小することで子どもでもビジュアル的に理解しやすいようになっている。
また、プログラミングアプリはビジュアルプログラミングを採用している。
様々なことに遊びを見出す子供と子どもの独創性を伸ばしつつ学びを助ける教育ロボットが噛み合えば、プログラミングのネイティブ世代として活躍していくだろう。
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