ラスベガスで開催されていたCES2019レポートの第14弾はBOSCHだ。
この展示では、棚の上部に「プロジェクター兼センサー」となるデバイスを取り付けて、棚の端の部分をタッチパネルのように操作可能としているものだ。
この技術自体は、以前よりソニーのプロジェクターなどで実現されていたが、ユースケースが面白い。
例えば、洋服屋で商品棚に展示している洋服の補助情報を表示したり、色違いを表示したりする利用シーンが展示されていた。
実際、ショールーミングと呼ばれる、「手に取ってみるのは店舗で、購入するのはネットで」と言われる行動があるが、この仕組みであれば、買い物かごにまでは店舗で入れておいて、購入は後でするということも簡単にできそうだ。
アパレル以外にも利用シーンが多くありそうなこの仕組みは、モジュールの開発も自社で行なっているということだ。
■CES2019レポート
トヨタの実用的な自動運転技術「Toyota Guardian™」 LGキーノート「テクノロジーは生活をより良くしたか?」 IBMキーノート「次のAIとは。よりよい社会に向けて」 ベライゾンキーノート「すべてを変える5G」 「VIAROOM Home」の展示に見る、スマートホームの「インテリジェント化」 つながるだけじゃない、生活空間のハブになるWhirlpoolのIoTオーブン 自動運転の社会をみすえ、モビリティ各社が考えていること HONDAは独自の「ロボティクス」技術を発信、開発パートナーを募る Qualcommブースで見えた5Gデバイスの裏側とC-V2Xの今 IoTフル活用のボッシュが、モビリティの未来を見せる Shiftallの初出展は、「DrinkShift」 TOTOの公共トイレの見える化 YAMAHAは、ドローンや新しい乗りものを展示 BOSCHのインテリジェント棚 新設のスポーツテックエリアはエンタテイメント SAMSUNG、LGのスマートホーム
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。