ラスベガスで開催されているCESレポートの第12弾は、intelについてだ。
有人飛行のドローン
インテルの基調講演でも発表されていた、有人飛行のドローンだが、実物が展示されていた。
二人乗りで、コックピットを見ると、操縦かんらしきものがない。しかし、これで実際に飛んだというからすごい。問題発生時は操縦士は全くリカバリーできないのだから、自動運転のクルマに乗るよりよほど怖かったのではないだろうか。
250機ものドローンを自律制御して、ベラージオの湖面を彩る
ドローンといえば、もう一つ、インテルのプロセッサーを使って、250機のドローンを自律制御し、ベーラジオホテルの前にある噴水で、噴水ショーと一緒にドローンの編隊で夜のラスベガスを彩っていた。
簡単そうに見えるが、よほど緻密に制御しないと、隣のドローンにぶつかったりするのではないかとヒヤヒヤさせられるくらい複雑に飛ぶ。
最後、インテルのロゴに輝いた時は、歓声があがったくらいだ。
5Gの展示はソーシャルネットワーク上でVRを楽しむというデモ
5Gについては、デモ環境を会場に構築してVRをつかってインターネット上のコンテンツにアクセスするというデモが行われていた。
通信をしてもリアルタイムにVR上でのやりとりができるということだ。
昨年5G用のモデムチップを商用リリースしているインテルなので、2018年はこの領域もどんどん開発していくはずだ。
コネクテッドカーに向けた展示や、AIを活用した展示も
BMWのクルマに搭載された様々なセンサーも展示したり、
多くのクルマの中から、あるクルマだけを追尾してカメラの視点切り替えを行う技術など、インテルらしい全方位の対応力をアピールするような展示であった。
CES2018特集
1. モビリティからスマートシティを実現する、フォードの取り組み
2. 2018年に注目すべき3つの技術カテゴリー
3. HUAWEIの新スマートフォンMate10Proとスマートホームソリューション
4. スマートホームはハブ化の流れへ
5. VIAROOM HOME フランス発インテリジェントハブ
6. PLOTT AR技術を使ったリアルとバーチャルの融合
7. 5Gは未来を可能にするのか、クアルコム・百度・ベライゾン、トップの想い
8. 日本のユニークなセンシング技術を集結
9. ソースネクストの自動翻訳「POCKETALK」を試す
10. クアルコムのモバイルAIへの対応と最新プロセッサーの力
11. 「移動の再定義」が具体的に始まる日は近い
12. Intelの5Gを意識した取り組みと有人飛行のドローン
13. VR用素材を美しく作る、コダックの4K対応360°カメラ
14. 不在時の宅配物を守るIoTロックシステム
15. SONYは、スマートホームとaibo、車載イメージセンサー技術などで技術力をアピール
16. サムスンは生活シーンを意識したつながる家電を展示
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。